文具を買いに行ったら

今や文具はファッションと化した感がありますが、

私のような昭和世代にとっては必需品。

時々、取り憑かれたように

「もうちっと書きやすい筆記具はないものかな?」

あちらこちらと文具コーナー巡りをすることがあります。

今ほしいのが

黒ボールペン

ここ数年はボールペンにしろシャーペンにしろ、

太目のものが定番になっていました。

ボールペンは0.7mm、シャーペンは0.9mm。

私はあまり筆圧が高くない人なので、

軽いタッチで、大きな文字が書けるところが気に入っていました。

最近になって、ノートに図をまとめたりする機会が増えたため、

色ペンを使う回数も増えました。

強調したい部分に、蛍光ペンのピンクやブルー。

文字を訂正するのに赤のボールペン。

今使っている赤ボールペンは、0.38mm。

文具

使用頻度が少ないため、

特にこだわりなく、

たまたま目に入ってきたものを買った、

くらいの代物。

なんですが、使用回数が増え、

使えば使うほど、使いやすいことに気づきました。

そのせいで、太目ペンが好みのはずが、

0.38ボールペンにハマってしまったのです。

「黒も0.38にしてみよう!」

モデルは "uni ball Signo RT"

「どこにでも転がっている代物だし」

と、軽い気持ちで近所のホームセンターに行きました。


調査


ところが、売り場では、ボールペンそのものの扱いが少なく、このモデルはありませんでした。

というか、0.38すら見当たらない。

同じ系列の大きい店舗に行くと、1軒目より種類は多かったのですが、

そもそも"pilot"だらけ。

"uni ball"もあったにはあったのですが、

最小で0.5。

前は大きさも種類もたくさんあったし、

試し書きの紙も用意されていました。

そう、今は試し書きの紙もないようなのです。

加えて、ボールペン1本1本が袋詰めされている。

コロナ禍で、パンやお惣菜が1つ1つ個包装されるようになったのはわかりますが、

筆記具までそうなっているとは。。。

がっかり

置いてきぼりにされた感とお目当てのものがない失望感に見舞われたところに、

似たようなキャップを被ったおじちゃん二人が連れ立って入って来ました。

パット見、60歳くらいの方たちでしょうか。

一人の方が迷わず、レーンにある文具を掴みかけたその瞬間、

もう一人の方が大声で

「それ、ひゃっきん(百円ショップ)にあるよー」

「ほーなん?」

何の迷いもなく、同時にくるっと向きを変え、立ち去ったおじちゃんたち。

お店のスタッフが聞いていたかどうかはわかりませんが、

頭の中にいろんなフレーズが浮かんで来ました。


「そういうことは、普通、小声で言わん?」

「相棒よ、お店に入る前に教えてやれよ」

「ガソリン代もったいなくない?」

etc..


おじちゃん二人組




ツッコミどころ満載なおじちゃんたちの登場で、

お店を出る頃には、失望感が吹き飛んでいました。

笑い



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